経済のグローバル化と一体に実物経済から分離した金融経済の優位性。市場や企業に対する国家のガバナンスのあり方の再審…。21世紀型資本主義経済システムの構造や変化に注目し、将来展望を描く。

内容:現代資本主義の本質と経済学の役割 諸富徹著. 資本主義経済三〇年考 平井俊顕著. 金融化と現代資本主義 鍋島直樹著. マルクスの可能性 大黒弘慈著. 分析哲学から経済学へ 伊藤邦武著. イノベーションの経済・経営思想 武石彰著. 「南」から見たグローバル化と重層的ガヴァナンスの可能性 松下冽著. 二一世紀の多国籍企業と現代の「租税国家の危機」 篠田剛著. 資本主義的世界システムの経済原理 吉原直毅著. 社会保障/社会政策の新思考 宮本章史著. 資本主義経済の非物質主義的転回 諸富徹著