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資料の詳細

■資料情報

書名

天然アユの本

著者 高橋 勇夫∥著、東 健作∥著
著者典拠
出版者 築地書館
出版年 2016.4
ページ数 279p
大きさ 19cm
ISBN
4806715107, 9784806715108
内容紹介
天然アユを増やし、豊かな川を取り戻すために、何ができるのか?全国の川に潜り続けている著者が、急激に変化する河川の現状とその中で生きるアユについて多面的に解説する。2006年発行『ここまでわかったアユの本』を改題・改訂。
目次
はじめに;アユの一生;アユがわかる用語解説
第1章 アユの四季  ;夏  ;1 アユにとって「なわばり」とは何か?;2 なわばりアユと群れアユの戦い?;3 カワウにおびえるアユ;4 アユも避暑をする――土用隠れ;5 アユのストレスと冷水病;6 アユと釣り人が水をきれいにする――川の掃除屋
秋  ;1 まだ謎の多いアユの降下行動;2 産卵場はどこにできるのか?;3 知っておきたい落ち鮎漁の話;4 卵を食べるアユ;5 6ミリの生き残り戦略――海に下るアユ
冬  ;1 アユは海のどこにいるのか?;2 どうやって浅所へ移動するのか?;3 稚魚の群れ;4 海で何を食べているのか?;5 波打ち際でのアユの生活;6 海での分布と広がり――川を離れた仔アユの行方;7 海での生き残りと遡上量;8 和歌山の漁師さんとの出会い;9 河口域での最近の研究から;10 わずか1年の寿命なのに、ふ化期間はなぜ長い?
春  ;1 どうやって上るべき川を見つけるのか?;2 生まれた川に帰る?;3 変態するアユ;4 遡上にまつわる誤解;5 遡上を急ぐアユと急がないアユ;6 なぜ川を上るのか?;7 どこまで上るのか?
第2章 変化する川とアユ;1 危機に瀕する、日本の川の生態系;2 川の濁りがひどくなった;3 伏流する水が少なくなった;4 漁場を診断する;5 大量に存在する「上れない魚道」;6 海にたどり着けない仔アユたち;7 魚に配慮することの難しさ;8 ダム湖でたくましく生きるアユ;9 ダムのある川
第3章 アユの放流と漁協;1 放流種苗の種類と特性を知る;2 放流された湖産アユの運命;3 ベストなアユの密度とは?;4 種苗放流の功罪;5 放流だけではアユは増えない;6 放流の意味を考える;7 天然アユは誰のもの?;8 変わる漁協、変われない漁協;9 漁協の新しい役割
第4章 天然アユを増やすには? ;1 アユの経済価値;2 天然アユが減った川、増えた川;3 「川が荒廃するとアユがいなくなる」の誤解;4 天然アユとダム;5 アユにとって大切な産卵場;6 アユを捕りながら増やす方法;7 産卵場を造ることの難しさ;8 産卵場づくりの落とし穴;9 海にいるアユを守るために;10 天然アユは流域の共有財産
コラム1 赤石川のまぼろしのアユ「金アユ」;コラム2 誕生日を調べる(耳石の話);コラム3 潜水観察秘話;コラム4 差しもどしアユ;コラム5 川の味を評価する利き鮎会;コラム6 変な付着物の正体は?;コラム7 昭和30年代の川の姿;コラム8 市民参加型の魚道改良
おわりに;専門用語解説;参考文献;索引
キーワード アユ

 

■蔵書状況

所蔵: 1    予約: 0 件
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