書名 |
近衞家名宝からたどる宮廷文化史 陽明文庫が伝える千年のみやび |
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著者 | 田島 公∥編、名和 修∥〔ほか〕執筆 | |
著者典拠 | ||
出版者 | 笠間書院 | |
出版年 | 2016.3 | |
ページ数 | 287p | |
大きさ | 22cm | |
ISBN |
4305708027, 9784305708021
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内容紹介 |
§世界記憶遺産『御堂関白記』をはじめ、近衞家の名宝10万件を伝える陽明文庫。奈良・平安初期から近代まで、あらゆる時代の資料を揃える文庫の全貌に迫り、貴重な書物の数々を読み解く。名宝掲載の口絵カラー8頁付き。
内容:陽明文庫の沿革 名和修著. 『摂関家旧記目録』の筆者は藤原忠実か 湯山賢一著. 禁裏文庫と近衞家 北啓太著. 『御堂関白記』の魅力あれこれ 名和修著. 藤原道長『御堂関白記』が語る栄華の真実 朧谷寿著. 『御堂関白記』と『枕草子』 五味文彦著. 『兵範記』紙背文書やその他の断簡からの発見 尾上陽介著. 南北朝時代の公武関係 本郷恵子著. 織豊期の近衞家をめぐって 藤井讓治著. 近衞家の書跡 島谷弘幸著. 陽明文庫の漢籍 芳村弘道著. 「宮城図」をめぐって 金田章裕著. 公益財団法人陽明文庫の事業活動 名和知彦著. 「陽明文庫講座」実施記録 粕谷真里子著. 陽明文庫と学術創成研究 田島公著
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目次 |
●カラー口絵 近衞家陽明文庫が誇る至宝の数々;「倭漢抄(和漢朗詠集)」下巻 伝藤原行成筆(国宝) 平安時代 11世紀;「類聚歌合(二十巻本歌合)」 巻第十一(国宝) 平安時代 12世紀;「御堂関白記」寛弘4年(1007)8月 藤原道長自筆(国宝・世界記憶遺産);「神楽和琴秘譜」伝藤原道長筆(国宝) 平安時代 10世紀末〜11世紀初;「李嶠雑詠」断簡 伝嵯峨天皇筆(「大手鑑」近衞家凞編);「宮城図」(重要文化財) 鎌倉時代 元応元年(1319);「源氏物語 空蟬」(重要文化財) 鎌倉時代 14世紀;「春日権現霊験記絵巻」巻四 詞書:近衞家凞筆 絵:渡辺始興画 江戸時代 享保20年(1735);「四季花鳥図屏風」(左隻) 酒井抱一筆 江戸時代 文化13年(1816);「儛絵(信西古楽図)」室町時代 宝徳元年(1449);銀細工雛道具 江戸時代 19世紀
宮廷のみやびを伝える陽明文庫―序にかえて…名和修
はじめに―本書をお読みいただく方に…田島公
Ⅰ 近衞家と文庫の歴史
1 陽明文庫の沿革―成り立ちといまのありよう…名和修; 一 近衞家の歴史; 二 貴重な所蔵品群; 三 継承の労苦; 四 未来へ向けて;[近衞略系譜/陽明文庫所蔵歴代関白記/近衞家家司・関連の深い家柄の公家の日記の例/陽明文庫目録分類項目一覧];2 『摂関家旧記目録』の筆者は藤原忠実か―摂関家再興の象徴…湯山賢一; はじめに; 一 自筆と右筆; 二 料紙の特徴; 三 記載内容について; 四 記載の順序の意味; 五 摂関家略系図; 六 「殿」箱の成立は何時か; 七 記載の事実比定; むすび;3 禁裏文庫と近衞家―江戸・明治期の様相…北 啓太; はじめに―禁裏文庫と東山御文庫; 一 江戸時代前期における禁裏文庫の再興と『槐記』の記述; 二 蔵書・文庫の維持; 三 東山御文庫本中の近衞家歴代; 四 明治時代における東山御文庫の形成と近衞忠凞; おわりに
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キーワード | 古文書-日本 近衛(家) 陽明文庫 |
所蔵館 | 所蔵場所 | 請求記号 | 資料コード | 種別 | 備考 |
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