野生動物管理の手法としての「狩猟」を見直すとともに、その技術を生態学の側面から捉えなおす。将来の人材育成をも視野に入れた、狩猟を科学として扱う「狩猟学」の教科書。

内容:狩猟の起源・文化・歴史 近藤誠司執筆. 明治以降の狩猟と行政・社会 赤坂猛執筆. 現代日本の狩猟と野生動物管理 伊吾田宏正執筆. 狩猟方法・猟具・捕獲技術 青木豊執筆. イギリス 伊吾田宏正執筆 松浦友紀子執筆. ドイツ Markus J.Schaller執筆 林好美訳. アメリカ合衆国 吉田剛司執筆 小池伸介執筆. 北欧 上野真由美執筆 Erling J.Solberg執筆 Vebjørn Veiberg執筆. アフリカ 安田章人執筆. 狩猟者教育 鈴木正嗣執筆. 個体群管理体制にかかわる発想転換 鈴木正嗣執筆. 野生動物管理における専門的・職能的個体数調整と狩猟 Anthony J.DeNicola執筆 林好美訳. カワウにおける個体群管理のための捕獲 須藤明子執筆. 日本における専門的捕獲技術者育成の現状と課題 八代田千鶴執筆. 新人ハンターと専門的捕獲技術者の育成 伊吾田宏正執筆. 島根県美郷町の取り組み 安田亮執筆. 「狩り部」の取り組み 瀬戸隆之執筆. 持続的狩猟と生物多様性の保全 梶光一執筆