日米安保体制や中国脅威論のなかで、日本の安全保障政策は沖縄の安全保障を蔑ろにしてきたのではないか。日本と沖縄の相克を、沖縄の歴史、平和憲法、基地をめぐる諸問題、アメリカ政治、国際法などから読み解く。

内容:安保をめぐる日本と沖縄の相克 前泊博盛著. 戦後沖縄と平和憲法 小松寛著. 沖縄がつむぐ「非武の安全保障」思想 波平恒男著. 基地と抵抗 鳥山淳著. 法による暴力と人権の侵害 秋林こずえ著. 米軍基地と財政 川瀬光義著. 在沖米軍の存在理由 屋良朝博著. アメリカ政治と在沖米軍基地 佐藤学著. 人権の国際的保障が変える沖縄 阿部浩己著. 沖縄自律の構想と東アジアの構造転換 島袋純著