グローバル化、多文化共生の時代だからこそ、地域を見つめる視点が求められる。列島各地に世界史を見出す多彩な事例と取り組みを紹介。暗記中心ではない、生きた学びを実現する新たな歴史教育のアイデアとモデルを提示する。

内容:グローバル社会に求められる世界史 出口治明著. ダブルプリズナーの記憶 野村泰介著. 戦争遺跡・亀島山地下工場の掘りおこし 難波達興著. アフガニスタンから山口へ 鈴木均著. 「山口から考える中東・イスラーム」高校生プロジェクト 磯部賢治著. 「青少年近代史セミナ-」の意義 川上哲正著. 地域の歴史から日中交流へ 山田雄三著 山田良介著. 日本海は地中海か? 竹田和夫著. ムスリムに貼られた「レッテル」の再考 松本高明著. ALTを通して学ぶ世界史 百々稔著. 日米双方の教科書を用いて学ぶ戦後史 北上田源著. 世界遺産から考える地域と世界史 祐岡武志著. 博物館と歴史研究をつなぐ 赤澤明著. 地域における歴史的観光資源の開発と活用 岩下哲典著. 二一世紀の世界史学習の在り方 二谷貞夫著. 世界史未履修問題に見る世界史教育の現実 篠塚明彦著. 社会知・実践知としての世界史をもとめて 原田智仁著. インターネット時代の世界史 柳原伸洋著. 多文化共生社会をつくる 三浦知人著. 地域における多文化共生と世界史教育 平井英徳著. 塾「寺子屋」の可能性 符順和著. 在日外国人生徒交流会の成果と課題 吉水公一著. 地元志向と歴史感覚 土井隆義著. 世界史のなかの貧困問題 中西新太郎著. 日本人の聖地伊勢神宮から考える世界史 深草正博著 ほか3編