19世紀アメリカ文学の解読を通して、「人民の、人民による、人民のための政治」が、「多数派の、多数派による、多数派のための政治」に堕してしまう政治風土を照射。異質なものをできうる限り排除しようとするアメリカ民主主義に内在する危険性を摘出する。

内容:アメリカン・デモクラシーと四人の作家. 偉大なるアナクロニスト. デモクラシーの預言者. 最後のブラーミン. 意識と形式の分断. テクノロジー、デモクラシー、そして二人のヘンリー