格差の何が問題なのか。格差はそれ自体望ましくないのか、それは不公平だからなのか、それとも不正義だからか。あるいは格差自体が悪なのか…。こうした問いを考えるための最重要論文5編。

内容:アレクサンダーとマスグレイヴへの返答 ジョン・ロールズ著 石田京子訳. 平等と厚生機会の平等 リチャード・アーネソン著 米村幸太郎訳. 平等の要点とは何か〈抄訳〉 エリザベス・アンダーソン著 森悠一郎訳. 平等か優先か デレク・パーフィット著 堀田義太郎訳. 平等・優先性・同情 ロジャー・クリスプ著 保田幸子訳