近現代の社会変化の諸相の特徴とその諸次元(個人、ライフコース、家族、企業・労働者など)について解析し、その結果を知見として提示した10編の論考を収録する。

内容:未婚成人子の親子関係 岩上真珠著. 現代日本における「幸福の物語」のゆくえ 大久保孝治著. 昭和初期と現代における養育困難な妊娠と養子縁組 白井千晶著. 知識と心配の道徳性 西阪仰著. 戦争研究へのライフコース分析の可能性 安藤由美著. 炭鉱閉山と労働者・家族のライフコース 嶋﨑尚子著. 働くことの意味を探して 西野理子著. なぜ日本人シェフはフランスで開業ができたのか? 澤口恵一著. 中山間の地域再生と区長制 佐藤友光子著. 喜多野清一の農村社会学への道程 池岡義孝著. 社会学再考 正岡寛司著