「令和」の典拠となった「万葉集」巻五「梅花の歌三十二首并せて序」に関連する中西進氏の論考「万葉梅花の宴」を含む28篇。大伴旅人や山上憶良ら筑紫(太宰府)万葉びとの心がよみがえる。

内容:大宰府・鴻臚館・観世音寺 田村圓澄著. 万葉梅花の宴 中西進著. 山上憶良の思想と文学 井村哲夫著. 斉明天皇の筑紫西下と万葉歌 中村昭著. 万葉集筑紫歌壇 林田正男著. 報凶問歌と日本挽歌 村山出著. 嘉摩三部作 東茂美著. 筑前志賀白水郎歌 渡瀬昌忠著. 神功皇后伝承と万葉歌 原田貞義著. 帥老派の文学 林田正男著. 大伴旅人と吉田宜 中村昭著. 松浦佐用姫 東茂美著. 坂上郎女の筑紫下向 浅野則子著. 書殿での送別歌 福田俊昭著. 熊凝のためにその志を述ぶる歌 久保昭雄著. 大宰府圏の歌人たち 政所賢二著. 蘆城の駅家 平山城児著. 貧窮問答歌のなりたち 辰巳正明著. 遣新羅使と筑紫 清原和義著. 筑紫万葉の作者未詳歌 遠藤宏著. 族を喩す歌 小野寛著. 東歌・防人歌と筑紫 加藤静雄著. 男子の名を古日といふに恋ふる歌 森淳司著. 好去好来の歌 橋本達雄著. 万葉集を訓むための国語学 鶴久著 ほか3編