なぜ戦前の日本は破綻への道を歩んだのか。20名の研究者がその謎に挑むべく、最新研究成果を結集。これまで扱われてこなかった史料や、見落とされてきた事象を検証し、わかりやすく事実に即した歴史を伝える。昭和史講義シリーズ第2弾。

内容:軍縮と軍人の社会的地位 髙杉洋平著. 治安維持法 中澤俊輔著. 中ソ戦争と日本 等松春夫著. 世界恐慌下の日本 小島庸平著. 血盟団事件と五・一五事件 長谷川雄一著. 満州事変後の政局と政党政治の終焉 小山俊樹著. 帝人事件から国体明徴声明まで 菅谷幸浩著. 厚生省設置と人口政策 牧野邦昭著. 日中戦争における和平工作-日本側から見た 戸部良一著. 日中戦争における和平工作-中国側から見た 岩谷將著. 天津租界事件から日米通商航海条約廃棄通告へ 渡邉公太著. 天皇指名制陸相の登場 筒井清忠著. 南部仏印進駐と関東軍特種演習 森山優著. 日米開戦と海軍 畑野勇著. ゾルゲ事件 花田智之著. 大東亜会議の意味 武田知己著. 大西洋憲章からポツダム宣言まで 楠綾子著. 原爆投下とソ連参戦 石井修著. 終戦から占領改革へ 福永文夫著. 昭和期における平準化の進展 沼尻正之著