戦後長らく続いてきた児童・障害・高齢者など領域別の相談・支援システムからいかに有機的に連携・協働した包括的支援システムを構築していくかが求められている。システム構築に向けた基本的な考え方を提起し、先進的な自治体による豊富な事例を取り上げる。

内容:地方自治体における地域特性に応じた包括的支援システムの構築に向けて 宮城孝著. 地域特性に応じた介護保険事業の運営効率に関する分析 金吾燮著. 包括的支援体制の構築と社会的企業 熊田博喜著. 生活困窮者の居住支援における包括的支援システムの必要性 山本美香著. 包括的な支援体制の構築における都道府県の役割 中島修著. 神奈川県茅ケ崎市 伊藤徳馬著. 地域福祉の視点による茅ケ崎市における「地域福祉総合相談室」の取り組み 山本美香著. 大阪府阪南市 猪俣健一著. 阪南市における地域共生社会構築への重層的な取り組み 川島ゆり子著. 島根県雲南市 土屋博紀著. 社協がハブ機能を有する雲南市における地域包括支援システム 大島隆代著. 愛媛県松山市 竹内壮志著. 愛知県豊田市 野口定久著. 東京都日野市 倉持香苗著. 埼玉県ふじみ野市 倉持香苗著. 愛知県長久手市 呉世雄著 川島ゆり子著. 千葉県鴨川市 熊田博喜著. 島根県邑南町 長谷川真司著. 長野県池田町 長谷川真司著. 北海道美瑛町 金吾燮著. 熊本県山都町 仁科伸子著