世界中に広がりながら食の幅を広げ、共食という方法で生き残りと文化・文明の発展を遂げてきた人類。環境問題やIT化、コロナ禍で食の物質的・文化的基盤がゆらぐ今、食の根本から人間の未来を考える学際的論集。

内容:地球・食・文明 池谷和信著. 狩猟採集民の食 池谷和信著. 牧畜民の食 石井智美著. 農耕民の食 原田信男著. 都市民の食 高田公理著. 人類は何を食べてきたのか 落合雪野著. 調理と料理 江原絢子著. キッチン空間史 林憲吾著 村松伸著 土谷貞雄著. 食事と社会 杉村和彦著. 拡大する人類集団の肉食 野林厚志著. 人類の栄養適応 梅﨑昌裕著. 保存することとインスタント食品 森枝卓士著. 食とコミュニケーションの進化 山極寿一著. 現代文明と食 池谷和信著