ウイルス学や感染症学をはじめ、医療人類学、文化人類学などの研究者、ジャーナリストや探検家、医師や食生活研究家、そして農家…。各分野で活躍する19人が多角的・複眼的な視点から、新型コロナとそれがもたらした社会現象について論じる。

内容:恐怖の報酬 内山節著. ウイルスとは何かを知れば、向き合い方が見えてくる 髙田礼人著. 過去のパンデミックに学ぶウイルスとの共生 山本太郎著. 新しいウイルスとどうつきあうか 山田真著. 日本社会の失敗の構造 内田樹著. 「パンデミック」はこれから始まる地獄の序章である 藤井聡著. 弱者からの悲痛な声に耳を傾けよ 雨宮処凛著. 不要不急とは何か 磯野真穂著. 予測不能なリスク社会に必要なのは「食べるスキル」では? 魚柄仁之助著. まずは免疫力を高めることから 丸橋賢著. コロナ禍を「学校の閉塞感」をやぶるきっかけとするために 宮崎稔著. 生命と人類の歴史から「目に見えない天敵」の意味を考える 関野吉晴著. 「イラク水滸伝」からみたコロナ禍 高野秀行著. ドイツにみる民主主義と政治の責任 那須田淳著. コロナ禍の向こうに見えるフランス社会変化の兆し 羽生のり子著. 病気はまだ、継続中です 猪瀬浩平著. 新型コロナ禍は行き過ぎたグローバル資本主義への警告 森永卓郎著. 逆転した産業ピラミッドを正し、第1次産業を基本とした自然共生社会へ 古沢広祐著. 新型コロナでわかった田舎暮らしと小農の強さ確かさ 山下惣一著