古代から現代までの哲学史を叙述した『世界哲学史』全8巻を踏まえ、論じ尽くされていない課題を明らかにする。哲学の未来に向けての課題を幅広く論じる、『世界哲学史』のシリーズ総決算。

内容:これからの哲学に向けて 山内志朗述 中島隆博述 納富信留述. 辺境から見た世界哲学 山内志朗著. 世界哲学としての日本哲学 中島隆博著. 世界哲学のスタイルと実践 納富信留著. デカルト『情念論』の射程 津崎良典著. 中国哲学情報のヨーロッパへの流入 井川義次著. シモーヌ・ヴェイユと鈴木大拙 佐藤紀子著. インドの論理学 志田泰盛著. イスラームの言語哲学 野元晋著. 道元の哲学 頼住光子著. ロシアの現代哲学 乗松亨平著. イタリアの現代哲学 岡田温司著. 現代のユダヤ哲学 永井晋著. ナチスの農業思想 藤原辰史著. ポスト世俗化の哲学 伊達聖伸著. モンゴルの仏教とシャーマニズム 島村一平著. 正義論の哲学 神島裕子著