ダークファンタジーの傑作『ベルセルク』は後世に何を伝えるのか?9人の論者が独自の視点から徹底読解。それぞれ異なる角度から『ベルセルク』の魅力を立体的に描き出していく漫画評論集。巻末には成馬零一、しげる、ちゃんめいによる鼎談も掲載する。

内容:人間の実存を描く傑作『ベルセルク』 宮台真司著. 三浦建太郎という溶鉱炉 藤本由香里著. マイナーなジャンルで王道のヒーローを描く 島田一志著. 私漫画としての『ベルセルク』 成馬零一著. 穢されないのはなぜか 鈴木涼美著. テレビアニメ『ベルセルク』とポスト・レイヤーの美学 渡邉大輔著. 黒い脳髄、仮面のエロス、手の魔法 後藤護著. フィクションと現実との境界線に突き立つ「ドラゴンころし」 しげる著. 後追い世代も魅了した「黄金時代篇」の輝き ちゃんめい著. 『ベルセルク』座談会 成馬零一述 しげる述 ちゃんめい述