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「津軽弁の日やるべし会」が1988(昭和63)年に津軽弁の日と制定。
青森県出身で、方言詩人・高木恭造の1987(昭和62)年の命日でもあります。
津軽方言詩集『まるめろ』を刊行するなど、分かりにくいと言われる津軽弁
は文学性を保ち、様々な書物に取り上げられました。方言の閉鎖性を超え、
感情表現の普遍性を証明したものといえる。
今日の一冊は、『日本方言辞典』(佐藤亮一/監修)です。日本人の心のふる
さとであるお国ことばが、標準語から簡単に検索できます。
標準語見出し約3600語を五十音順に配列し、それぞれの標準語見出しに対応
する方言と、その方言が使われている地域名を示した、標準語から引く方言
辞典です。方言の豊かさ、暖かさ、美しさが再確認できる1冊です。