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今日は、ウーマンリブの日です。
1970(昭和45)年のこの日、東京・渋谷で女性解放運動を高めるための
日本初のウーマンリブの大会が開催されました。
今日の1冊は「日本のヤバい女の子」(はらだ有彩/著)
日本の昔話や古典、神話に登場する「女の子」たちの気持ちに寄り添い
ながら、新たに読み解くイラストエッセイです。
ウーマン・リブ(Women's Liberation)とは女性解放運動の事。
”男女は社会的には対等・平等であって、生まれつきの肌の色や性別に
よる差別や区別の壁を取り払うべきだ!”という考えが大元にあります。
これって当たり前の事じゃないの?と思うのですが、当たり前のことが
当たり前じゃないから運動って起こるんだと感慨深くなりました。
この本もそんな不自由な”こうでなければならない”役割に縛られた物語
の中で彼女たちが一人の人間として、どう思いどう生きたのかを現代社
会で生活する私たちと通じるところを感じさせながら教えてくれます。
”こうでなければならない”って老若男女問わず、苦しめる言葉の様で身
につまされました。