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今日はフェルマーの最終定理がアンドリューワイルズによって証明された日です。
フェルマーの最終定理、又はフェルマーの大定理とも呼ばれており、古代ギリシャの数学者ディオファントスが著した「算術」の注釈本の研究をしていた際にその本の余白に48の有名なメモを残しました。
そのうち47のメモは後世の数学者たちによって、証明、又は反証が示され解決していましたが、最後のメモは中学生でも理解できるような初等的なものにもかかわらず、長らく反証も証明もされないまま300年以上未解決問題として扱われており、最後に残されていたため、フェルマーの最終定理と名付けられていました。
この問題を数学者「アンドリューワイルズ」が証明し、内容に誤りがない事が認められたのが、1995年でした。
今日の一冊はこちら「フェルマーの最終定理」(サイモン・シン/著 青木薫/訳)です。
ジャーナリストのサイモン・シンが、分かりやすくドラマチックに数学の命題に挑んだワイルズを書いた本であり、訳者である青木薫は自然科学専攻であるにも関わらず、内容に熱中した。とあとがきにもあるように、「数学を知らない」「数学は苦手」という人でも理解でき、また心惹かれるような内容となっております。