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2月14日は煮干の日です。
一般的にはバレンタインデーですが、
煮干し魚類に関わる生産者および業者が一体となり、
煮干し産業の振興・消費の拡大に取り組んでいる協会である
全国煮干協会が制定した記念日です。
2を「に」、4を「し」と読み、1を「ぼ(棒)」とみなすと
いう素晴らしいセンスで、2月14日を選んだそうです。
カタクチイワシと同様に、アジやサバ、タイやトビウオなども
煮干しとなります。
日本全国で古来から鰹節から出汁をとる文化が伝統的にありますが、
鰹節が江戸時代の庶民には高価だったので、ほかの大衆的な魚が
煮干しとして作られて出汁に使われた歴史があります。
今日の一冊は
『だしの秘密 みえてきた日本人の嗜好の原点』(河野一世/著)
テーマは出汁一般の説明をしているのでカツオ節の割合も多いですが、
煮干しなどについても説明がされています。
日本人の好む出汁の味覚について理解が深まる一冊になっています。