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12月20日はシーラカンスの日です。
1952年のこの日、アフリカ・マダガスカル島沖でシーラカンスが捕獲され、
学術調査が行われました。
当時7500万年前に絶滅したと考えられていたシーラカンスは、1938年に南
アフリカで捕獲されたことにより生存は確認されていましたが、学術調査が
行われたのはこれが初めてでした。
今日の1冊は『生きているシーラカンスに会いたい!』(岩田雅光/著)です。
シーラカンスは、日本では生きた化石として有名ですが、海外ではあまりその
存在を知られていません。
この本は、「アクアマリンふくしま」でシーラカンスの研究を行っている岩田
さんが、謎に包まれたシーラカンスの生態についてはもちろんのこと、インド
ネシアで行った調査の様子を旅の出来事を交えて書かれており、普段知ること
のない調査の苦労も知ることができる1冊です。