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11月17日は将棋の日です。
江戸時代、将棋好きの徳川家康は、将棋(本将棋)を囲碁とともに幕府の公認としていました。
延宝八年(1680年)頃からは公務として将軍御前で指す「御城将棋」が行われるようになりました。
そして家康と並んで将棋を好んだといわれる、八代将軍徳川吉宗の享保元年(1716年)から、
年に1度、旧暦11月17日に「御城将棋の日」として御城将棋を行うようになりました
(なお、御城碁も同じ日に行われていました)。
このことを由来として、1975年に日本将棋連盟が11月17日(新暦)を「将棋の日」と制定しました。
今日の一冊は、ひふみんの愛称でも知られる将棋棋士、加藤一二三名人の
『鬼才伝説 - 私の将棋風雲録』(加藤一二三/著)です。
14歳でデビュー、77歳まで現役を退いた。テレビ番組やメディアでの活躍されている戦前生まれの名人
経験者最後の存命者である。「神武以来()の天才」・「1分将棋の神様」の異名を持つ名人の
記録からは鬼才たちとの対局の話や経験なカトリック教徒としての側面も知ることができます。
将棋を知らない方にも興味深く読める本だと思います。