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12月15日は、国際語・エスペラントを考案したザメンホフの1859年の誕生日
です。ポーランドの眼科医 ルドヴィーコ・ラザーロ・ザメンホフ(Ludoviko
Lazaro Zamenhof)は世界平和を願い、国際共通語エスペラント(Espearnto)
を創案し、1887年に発表しました。
ザメンホフが願ったのは世界中の人々が宗教や民族や言語の違いを乗り越えて
理解しあい、平和に仲良く暮らすことでした。住んでいる国や社会が違えど、
同じ人類という大きな家族であるという考えを持っていました。
今日の一冊は、『国際共通語の思想』(L・L・ザメンホフ/著)です。
「エスペラント」とは 「希望する人」という 意味です。
1905年に第一回世界エスペラント大会が開かれ、会議の言語はすべてエスペ
ラント語がつかわれました。このように毎年、参加する人や国も増え、世界に
広まりました。毎年、世界各地でエスペラント使用者がザメンホフ祭(Zamenh
ofa Festo)などの催しを開いています。人工言語を作るだけでは、ここまでエス
ペラントが広がることはなかったでしょう。ザメンホフ博士が少年時代にこども
にもわかるようにやさしくつくったこの言語が美しい、すぐれた言語である、と
いうことの他に、創始者ザメンホフの平和への願いが、常にエスペラントと共に
あったからだと思います。