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今日は「バッテリーの日」です。
日本蓄電池工業会(現在の電池工業会)が1985(昭和60)年に「カーバッテ
リーの日」として制定。1991(平成3)年に「バッテリーの日」と名称を変更
し、バッテリーの日となりました。野球のバッテリーの守備位置が数字で1,
2とあらわされることからきています。
今日の1冊は「ロウソクの科学」(ファラデー/著,竹内敬人/訳)です。
今年はノーベル化学賞に吉野彰さんが選ばれました。12月10日夜にスゥエー
デンで行われた授賞式の様子がメディアでも取り上げられていましたね。
吉野さんはリチウムイオン二次電池の負極に炭素材料を使う方式の開発と
幅広く普及させたことによる受賞です。この電池は、私たちの日常で使って
いるもののバッテリーとしての役割にも使われています。
そんな吉野さんが化学への興味をもつ原典としている本が今日の1冊です。
製本工から夢を叶えて偉大な科学者となったファラデーの講演をまとめて
編集した本書。吉野さんだけでなく、他の名を成した多くの人の原典とし
てあげられています。この1冊がなにかのきっかけになるかも。