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今日は、国際南南協力デーです。2004年の国連総会で制定されました。
「南南協力」とは「途上国相互の協力」のことをさします。
今日の1冊は「貧しい人を助ける理由 遠くのあの子とあなたのつながり」
（デイビッド・ヒューム/著、佐藤 寛/監訳、太田 美帆/〔ほか〕訳/著）です。
日本はいわゆる先進国という国と言われています。明日食べるものに困ら
ない人が大多数を占め、紛争や飢饉に襲われているわけでもない。
そんな国に住む私たちは、発展途上国と言われる貧困の喘いでいる国を見捨て
ていいのか？
今、困っている国を助けられる範囲で助けることは、巡り巡って自分たちを助
ける事に繋がるのではないか？
そんな問いかけと疑問に答えてくれる１冊です。
国というと大きな話になりますが、私たち自身も今困っていないからといって
ずっと困らない生活ができる保障は一つもありません。困っている他者に投げ
る言葉や態度がいつ自分自身に返ってくるか、身を置き換えて考えることもで
きるものです。
