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1月19日はのど自慢の日です。
1946(昭和21)年のこの日、NHKラジオで「のど自慢素人音楽会」が放送開始
され、以来公開視聴者参加型の歌番組として長きにわたって放送されていま
す。のど自慢と言えば、オープニングと判定の時にならす鐘、チューブラー
ベルの音色を思い出す方も多いのではないでしょうか。チューブラーベルは
キリスト教の教会などで見られる鐘をひとつひとつ菅状にして、ピアノの鍵
盤と同じ順番に並べて吊るした楽器でコンサートチャイムなどとも呼ばれます。
今日の1冊は『人はなぜ歌うのか』(丸山圭三郎/著)です。
日本から世界へ広がり、今や世界共通語となった「カラオケ」。人間は唯一の
「歌う動物」であり、歌うことは「生の回復」だと考える言語哲学の第一人者
である筆者が、カラオケと歌うことの魅力、楽しさを語った1冊です。
この本を読めば、のど自慢がなぜこんなに長寿番組として続いているのか、その
理由も分かるかも?