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 今日の1冊は「ふくびき」(くすのき しげのり作 / 狩野富貴子絵)です。

 幼いお姉ちゃんと弟は、なんでもかんでもじぶんのことは後回しのおかあさんに、クリスマスプレゼントを買いに行きます。

 でも2人のおこづかいを合わせても何も買えません。その時、歳末の福引きの鐘がカランカランと鳴り響きます。

 ふたりがお母さんに送った素敵なクリスマスプレゼントとは・・・。

 町の人々の優しさ、子どもたちの心の成長、人のぬくもりを感じ最後にはポカポカと心温まる1冊です。

 絵は、高知県生まれの狩野富貴子氏によってやさしいタッチで描かれています。 

 著者のくすのきしげのり氏は、徳島県生まれで、小学校教諭、鳴門市立図書館副館長などを経て、現在は児童文学を中心とする創作活動と講演活動を続けておられます。

 こちらの本と、著者の話題作の1つである「おこだでませんように」のラストの方には、お母さんが子どもをギューッとだきしめるシーンがあります。

 子どもの気持ちを正面から抱きしめるお母さんの姿にも心を打たれます。

 

2024年 (令和6年)
4月24日(水)
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時間:9:00~20:00
休館:火曜日(毎週)、金曜日(最終週のみ)