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今日は世界アルツハイマーデー。
アルツハイマー病とそれにともなう関連症状への理解と把握、そして当事
者と家族への支援を進めるための努力と働きかけを進める日です。
国際アルツハイマー病協会(ADI)が世界保健機関(WHO) と共同で制定しました。
アルツハイマー病、認知症は誰でも必ずなる病です。ならない人は一人も
いないません。
認知症なんかでなくて亡くなったよ!という方もいるかもしれません。そ
れは、認知症が発症する前に亡くなった方です。
つまり、認知症にかからないことはできませんが、遅らせることはできる
ということですね。そして、今一番大切なことは、認知症になった誰もが
安心して生活できる社会をつくる事ではないでしょうか。
今日の一冊は「マンガ認知症」(ニコ・ニコルソン/著)
”幽霊の正体見たり枯れ尾花” お化けだ!怖い!と思ってよく見たら枯れ
たススキだった。のことわざの通り、よく分からない怖く思うものも、よ
くよく確かめてみたら何てことはなかった。そう、知らないと怖い、不安。
まずは知ってみることから初めてみる。知ってみたら案外そうでもなかっ
たなぁと思えるものです。
認知症も同じことと言えるのではないでしょうか。まずちょっと知るのに
うってつけの本がこれ。マンガを交えながらどうして?なんで?の疑問に
答えてくれます。マンガを描いている方ご本人も介護をする身の上なので、
疑問に思うことも共感がともない、よくわかるものになっています。
知ることでつくれる認知症の人にやさしい社会は、誰にでもやさしい社会
です。私たち全員にとって、良いことしかありません。
よりよい社会と生活環境目指してみたいですね。