雲の妖精・くもっぴーが二十四節気にのせておすすめの本をご紹介するヒョン
厳しい暑さになって、夏の到来を強く感じますね。この時期は、蒸し暑さに
襲われることで体力の消耗が激しくなるため、夏バテ防止のために精力のつ
くウナギなどを食べる習慣があります。
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夏の暑さも吹き飛ぶくらい美味しい鰻を食べませんか?なんで夏バテに鰻を
食べるのか?意外な日本人と鰻の関係性や、鰻の文化や歴史を知ると面白い
生きものだと分かってきます。
ウナギの魅力に取り憑かれた作家が世界中を旅して、ウナギにまつわる幅広
い蘊蓄と知識を蒐集した異色のノンフィクション『ウナギのふしぎ』
幼い頃から通ったうなぎの名店と、そこで培った“うなぎの食べ方”について
池波正太郎がしみじみと語る「鰻の食い方」をはじめ、食通たちがうなぎの
魅力、こだわりを語り尽くす『うなぎと日本人』。もしも、うなぎが絶滅し
てしまったら?「土用の丑の日」広告阻止のため江戸時代の平賀源内を訪ね
る「源内にお願い」、元うなぎ屋の父と息子それぞれの想いと葛藤を描く「
うなぎばか」などなど、クスっと笑えてハッとさせられる、うなぎがテーマ
の連作五篇『うなぎばか』。南の海で産まれたうなぎのうーちゃんは、潮の
流れに乗り日本にやってきます。海から川へと上るうなぎを狙って、漁が行
われます。ここで捕獲されたシラスうなぎを養殖したものを、私たちは普段
食べています。様々な試練を乗り越え、再び海へ戻るうなぎの大回遊の物語
『うなぎのうーちゃん だいぼうけん』。
当たり前のように食べている鰻ですが、どの本からも現代社会が抱えている
環境や資源の問題なども感じていただければと思います。