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10月2日は自然科学者であるチャールズ・ダーウィンの乗るビーグル号が
世界一周を終え、イギリスに帰国した日です。ダーウィンはこの世界一周
の際に訪れたガラパゴス諸島での発見を元に進化論を提唱しました。
ダーウィンはもともとビーグル号への乗船は科学者としてではなく、客人
としての同乗であったということもあり、航行中に海軍の規則に縛られること
なく行動ができたそうです。比較的自由に活動のできる立場であったことが、
ガラパゴス諸島での発見に繋がったのかもしれませんね。
世代を経るごとに環境に合わせて体を変化させるという進化論は、発表
当初こそ激しい反発にあいましたが、現在では生物学の基盤を担うとても
重要な要素となっています。
よりよい形を目指して進化を行うはずの生き物たちですが、中にはひと目
見ただけではどのような経緯があってその形になってしまったのか分からない
生きものもいます。
今日紹介する一冊はそんな生き物についてまとめた『ざんねんないきもの事典』
(今泉忠明/著)です。
人の目線から見ると合理的には見えない進化を遂げた生態をもついきものを纏め
た本で、子どもから大人まで楽しめる内容になっています。