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今日はクリスマスです。
「クリスマス(Christmas)」という名前は、Christ(キリスト)のmass
(ミサ)に由来します。
日本ではクリスマスはイエス・キリストの誕生日だと認識している人も多
いと思いますが、新約聖書はキリストが生まれた日を特定していません。
そのためクリスマスはイエス・キリストの「降誕祭(こうたんさい)」で
あり、誕生日というわけではなく「イエス・キリストがこの世に誕生した
ことを祝う日」なんだそうです。
さらに、昨日の記事「12月24日はクリスマス・イヴ」でも触れていますが
クリスマスというのは本来は12月24日の夜から12月25日の日没までをさし
ます。したがって、25日の夜はもうクリスマスではないんだとか。
どうやら、われわれ日本人が認識しているクリスマスと、本来のクリスマ
スには、かなりのズレがあるようです。
日本のクリスマスは、日本で独自の発展を遂げていると考えられます。
キリストの誕生日でないなら、なぜ今日がクリスマスになったのでしょう。
そして、今日、クリスマスと呼ばれている世界的なイベントは、どのように
して現在の形になったのでしょう。
今日は『図説クリスマス全史』(タラ・ムーア/著)を紹介します。
本書は2千年に及ぶクリスマスの歴史、を起源・慣習から世界の祝祭となる
まで図版で解説するクリスマス史の決定版です。
きっと、「そうだったのか!」とうなる知識が沢山つまっていると思います。
少し分厚い本ですが、一読の価値ありです!