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現代では多くの人にとって欠かせない娯楽〜芸術となった映画。
1896(明治29)年11月25日に、兵庫県神戸市で日本初となる映画が一般公開されたことにちなんで、映画産業団体連合会が映画の日を制定しました。
「映画の上映期間中で、キリと覚えが良い月日」として12月1日が記念日になったそうです。
当時の映画は、大勢が集まってひとつのスクリーンを観るものではなく、エジソンが発明した「キネトスコープ」と呼ばれる映写機を、1人ずつ覗き込んで見る形式のものでした。
スイッチを入れると蓄電池の動力でモーターが動き、フィルムが回り始めます。
当初は20秒程度の短い作品でしたが、徐々に時間が伸び、最盛期にはボクシングの試合を1ラウンド上映できるまでになりました。
その後映写機が発明されると、キネトスコープは衰退します。
現在我々が楽しんでいる映画には、長い試行錯誤の歴史があるのですね。