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永らく難所として、特に冬季には車の通行が要注意であった津野町〜梼原町の境目の峠の下に、この度トンネルが開通しました。
大工事で途中で水脈にぶつかったりしながら、作業員の皆様による大変な苦労の末に完成したトンネルを、これから沢山の人が通ることでしょう。
1929(昭和4)年12月29日に、上越線の群馬・土合(どあい)駅〜新潟・土樽(つちたる)駅を繋ぐ、清水トンネルが貫通しました。
清水トンネルの開通により、東京〜新潟間の移動距離を約100km弱短縮することに成功したそうです。
コストや時間など多くの面で経済効果をもたらした他、太平洋と日本海を最短で繋ぐ鉄道ルートとして今も活躍し続けています。
北アルプス山脈の険しい山々を貫通させること自体が難しい作業だったこともあり、約7年、延べ240万人を費やした難工事となりました。
日頃何気なく使っているトンネルに、思いを馳せてみましょう。