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今日は「女のゼネストの日」です。
「男女平等基本法」の制定を求め、男女が平等に参加できる社会を目指す
日です。女の子の節句、ひな祭りなことに因んでいます。
当時のアイスランド首相であるフィンボガドゥティル大統領が1996年
(平成8年)に来日、その時の演説がきっかけとなり制定されました。
因みに、ゼネストとはゼネラル(general)・ストライキ( strike)の略。経
済的・政治的要求を、数の団結した労働者が行うものとのこと。
今日の一冊は「ーマン・イン・バトル 自由・平等・シスターフッド!」
(マルタ・ブレーン∥文、イェニー・ヨルダル∥絵、枇谷 玲子∥訳)
この本は、過去150年の間に不平等な扱いをうけ続けた女性たちの中から
立ち上がった女性が、コミックで紹介されています。これは女性が主になっ
ていますが、現在でもちょっとした、いわれのない決めつけや、勝手な価値
観で不平等な扱いをうけている人は、性別に関係なく、身のまわりにも、沢
山いるのではないでしょうか。そしてこれを読んでくださっているご自身も
そうかもしれません。
性別はもとより、自身では変えることのできない生まれや環境などを抱え
ながら、誰もが社会でそれぞれ生きています。
誰でもが平等なこと、そして自身の考えをおしつけないことは、誰にとっ
ても生きやすい社会ではないでしょうか。
そうあることを、桃の節句に願ってやみません。まずは、図書館で知ること
から、はじめてみませんか。