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4月12日は、パンの記念日です。
パン食普及協議会が1983年3月に制定しました。
天保13(1842)年旧暦4月12日、伊豆韮山代官の江川太郎左衛門英龍が
ヨーロッパ軍隊を研究し、軍用携帯食糧として乾パンを作ったそうです。
これが日本で初めて焼かれたパンと言われています。
パンの語源はポルトガル語から来ているように、日本にはもともとなかった
食べ物ですが、現代では主食の一つとして欠かせないものになりました。
江川太郎左衛門英龍という人物は、 日本のパン業界から「パン祖」と
呼ばれており、また レオナルド・ダ・ヴィンチのように「万能人」といえる
業績を残している偉人なのです。
今日の一冊は、
『パンの文化史』(舟田 詠子/著)
人類が遥か5000年以上前から繰り返してきたパン作りの食文化史を
膨大な資料と調査に基づいて明らかにしていく一冊です。