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今日は「ほじょ犬の日」です。
日付は2002年のこの日、「身体障害者補助犬法」が成立したことに由来します。
「ほじょ犬の日」は、この法律を広く知ってもらうために作られました。
身体障害者補助犬法(通称ほじょ犬法)は、身体障害者の自立と社会参加を促すこ
とために制定されました。
この法律には、身体障害者がほじょ犬(介助犬、盲導犬、聴導犬)と一緒に公共交
通機関、施設やお店などを利用できるよう、事業者含め受け入れる側は最大限努め
なければならないと記されています。つまり、むやみに補助犬との同伴を拒否して
はいけないということ。
これは不特定多数が利用するすべての施設が当てはまる義務です。
とはいえこの法律には違反の罰則などは設けられておらず、機能させるには社会的
な認知だけが頼りになります。
にもかかわらず今年で制定されて20年の節目を迎えるこの法律は、残念ながら年々
認知度が下がってしまっているんだとか。
2018年に実施した全国のサービス業事業者を対象にした調査では、法律を知らない
という人が7割に達しました(日本補助犬情報センター調べ)。
さらに日本盲導犬協会によると回答した盲導犬使用者215人の35%が、2021年
1月~12月の間に「受け入れ拒否」を経験したという調査結果がでたそうです。
(3月公表)。
さて、 本日はこちらの本を紹介します。
『はたらく犬たち』(アルバ/編)
金の星社
ほじょ犬たちは日々どのような仕事をしているのでしょう。
健気に働いてくれる彼らの姿を知ることは、懐深い未来の社会を拓く一歩になるで
しょう。