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今日、2022年5月15日は、1972年に沖縄の施政権が日本に返還され
本土に復帰してから50周年の記念日です。終戦後から
アメリカ統治が始まり、日本本土に行くにはパスポートが
必要だったのが現在のように自由に行き来できるようになりました。
電話も国際電話だったとのことです。県立博物館には
本土復帰前後の一連の歴史がまとめられた「戦後の沖縄」コーナーでは
ナンバープレートや琉球切手、パスポート、琉球たばこなど当時の
貴重な資料が所狭しと展示されています。
今日の一冊は、
『沖縄返還後の日米安保 米軍基地をめぐる相克』
(野添 文彬/著)
沖縄が本土復帰後、日本国の沖縄県として復帰したものの70年代は
米軍基地が固定化する動きがありました。これまで本格的な
歴史研究が殆んどされてこなかった沖縄返還前後から八〇年代の動きを、
日米両国の史料や聞き取り調査をもとに分析し
普天間基地移設や日米安保など、いまだ課題を多く残す問題の歴史的淵源を知るための
一冊になっています。