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1918年（大正７年）の今日は、日本建築士会が設立された日です。
辰野金吾らによって設立されました。
この設立者の一人、辰野金吾は日本近代建築の父とも言われる、イギ
リスの建築家ジョサイア・コンドルに師事した人。日本銀行本店本館や
旧東京駅丸の内駅舎他多くの建築を遺し、多くの設計者を育て、民間の
建築設計事務所を立ち上げた人でもあります。八面六臂の活躍ですね。
今日の一冊は「プレモダン建築巡礼」（磯 達雄∥文、宮沢 洋∥イラスト、
日経アーキテクチュア∥編）
日経アーキテクチュアで連載された「建築巡礼」に富岡製糸場から戦時中
の前川國男邸までがまとめられたもの。今日の日を設立した一人の、辰野金
吾も、そのお師匠コンドルの建築した建物もたくさん紹介されています。
最初の対談ではこのプレモダン建築群たちから雲の上の図書館の建築家、隈
研吾さんのことが言及されていたりと、思わぬつながりを知ることも。
なにはともあれ、細やかででユーモアあふれるイラストと和洋折衷の建築群、
パラパラと眺めるだけでもうっとりの一冊です。
