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今日はちらし寿司の日です。

見た目にも華やかで、お祝い事のときなどによく作られるちらし寿司。

その誕生は所説ありますが、江戸時代に岡山で起きた大洪水の際、

備前藩主であった池田光政が、倹約のために布告した「一汁一菜令」がきっかけとい

う説が有力なようです。

 

食事の際はごはんと汁物と、おかずは一品だけに制限する「一汁一菜令」。

質素を強いられるなかでも、少しでも食事を楽しみたい!

そんな庶民の思いから、一品の中に色々な具材を盛り込んだちらし寿司が生まれたそ

うです。

抜け道として誕生したちらし寿司でしたが、海老や豆、れんこんなど、使われる具材

に縁起物が多いため、お祝い事で食べられるのが習慣になりました。

 

 卵焼きや桜臀部、枝豆など、見た目も色とりどりで、食卓に並ぶだけでお祝いムード

が高まるちらし寿司。

お寿司の中でもひときわ華やかです。

今日は河出書房新社のおいしい文藝シリーズから、

『はればれ、お寿司』(アンソロジー)

を紹介します。

 

本書は、贅をつくした江戸前鮨、食べるほどにたのしい回転寿司、手作りのちらし寿司、

郷土のおすしなど、「すし」にまつわるエッセイが32篇掲載されています。世界中か

ら愛される寿司の真髄にふれるアンソロジーを、作家それぞれの個性とともにお楽しみ

ください。

2024年 (令和6年)
5月18日(土)
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時間:9:00~20:00
休館:火曜日(毎週)、金曜日(最終週のみ)