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重陽の節句とは五節句の一つで、旧暦9月9日のこと。
日本では、菊の季節なので菊の節句ともいわれるます。
日本における重陽の風習は、古代中国から風習が伝わり、平安時代から
江戸時代にかけてが現在より非常に盛んに祝われていたそうです。
菊の花には、邪気を払う霊力が宿ると信じられていたので、菊の夜露で身をぬぐったり
菊の花びらを漬け込んだお酒を飲むことで、 邪気を払い、無病息災や不老長寿を
願っていました。
今日の一冊は、
『菊の文化誌 花と木の図書館』(トゥイグス・ウェイ/著)
古代中国から現代まで、生と死の両方を象徴する菊の知られざる歴史。
菊をヨーロッパに運んだプラントハンターたちの秘話、浮世絵や印象派の絵画、
菊と戦争、日本の菊文化ほか、菊のすべてに迫る文化誌になっています。