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9月18日は島くとぅばの日です。
しまくとぅばは、沖縄各地の島の方言のことで、地域の伝統行事、組踊、琉球舞踊等で使用され、
沖縄文化の基層である大切な言葉です。
そのため、平成18年には、議員立法により、「しまくとぅば」の普及、継承を図ることを目的に、
毎年9月18日を「しまくとぅばの日」とする条例が制定されました。
今日ご紹介する一冊は、
『南島の神歌 おもろさうし』(外間 守善/著)です。
『おもろさうし』(おもろそうし)は、16世紀から17世紀にかけて琉球王国の
首里王府によって編纂されてきた古い歌謡集。
歌を意味する「おもろ」は「思い」と同源の語で、祝詞だったと考えられています。
琉球王国の民俗の実態をうかがうことのできる数少ない第一級の史料のひとつであります。
伊波普猷からはじまる沖縄学は、その黎明期においてこの解読、翻訳を中心としました。
古語も含まれており、昔の島くとうばに多く触れることができます。