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今日11月3日は東宝映画『ゴジラ』の第一作目が初公開された日です。

実はこの作品が、世界で初めて”スーツアクター”を起用した映画だということ、皆さんご存じでしたか?

ハリウッドでもリメイクされている『ゴジラ』シリーズの第一作が1954年(昭和29年)の11月3日に公開されました。

  

東京の街を次々と破壊していくゴジラはまさに大怪獣の破壊神。

ゴジラシリーズは通算29作、アニメとハリウッドリメイクも合わせるとなんと36作品にも及びます。

ゴジラは、ビキニ環礁での水爆実験から着想を得て誕生した怪獣です。

そのため、68年前の今日公開された一作目の映画のキャッチコピーも

放射能を吐く大怪獣の暴威は日本全土を恐怖のドン底に叩き込んだ!」というものでした。

 

  ということで、今日の一冊は『ゴジラ誕生物語』(山口理著)です。

その当時にはなかった”怪獣映画”や”特撮映画”というジャンルを築いたゴジラ

この本はゴジラの企画から実現にいたるまでの物語と、ゴジラシリーズがなぜ世界中で人気の作品となったのか

そして、あの有名なゴジラのテーマ曲の誕生秘話についても知ることができます。

 

ただ怪獣が暴れまわる映画ではなく、「水爆に対する恐怖」がテーマとなった『ゴジラ』には、

映画製作に携わる人々が身をもって体験してきた戦争や放射能の恐ろしさとともに、平和への強い願いが込められています。

『ゴジラ』を通じて平和について考える、そんな機会を与えてくれる一冊をご紹介しました。

 

2024年 (令和6年)
4月30日(火)
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休館:火曜日(毎週)、金曜日(最終週のみ)