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今日10月24日はF1メキシコGP決勝にて、ホンダが初優勝した日です。
F1の世界に参戦した日本の企業の中では一番の結果を残した出来事で、
世界のホンダと言われる所以ともなった出来事です。
当時のホンダのチーム力では優勝どころか入賞もままならないような
状態でしたが、メキシコGPの時に監督に復帰した中村良夫さんが
戦時中に航空用エンジンの開発に関わっており、低気圧環境下の
エンジンセッティングが有利に働いたことが優勝の大きな要因となっている
そのアドバンテージは終始マシンをセーブしていたとレース後にドライバーの
ギンサーがコメントを残すほどでした。
そんな今日の一冊はこちら「本田宗一郎」(筑摩書房編集部/著) です。
本書はホンダの創始者 本田宗一郎さんの人生の成功と失敗のドラマを
描いたものです。華やかな成功が目立つものですが、
「私がやった仕事で本当に成功したものは、全体のわずか1%にすぎない」
の言葉を残していることなどから、決して華やかな成功ばかりではなく、
失敗の上に成り立ったものだったとわかる人物伝となっております。
成功の一例を覗いてみてはいかがでしょうか?