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1952(昭和27)年のこの日、北海道阿寒湖のマリモが国の
特別天然記念物に指定されました。
マリモはシオグサ科に属する緑藻類の一種。
明治27年(1894)に郡山という人が阿寒湖で発見して採集したものを
札幌農学校(現北海道大学)で研究し、30年(1897)に川上瀧彌が
「毬藻(まりも)」と名付け、 翌年植物学会誌に発表したものです。
大正10年(1921) 3月3日天然記念物指定、
昭和27年(1952) 3月29日特別天然記念物指定
今日の一冊は、
『日本の特別天然記念物』(増井 光子/監修、蒔田 明史/監修)です。
マリモと同時に、富山湾のホタルイカ群遊海面、鹿児島県出水市のナベヅル、
高知のオナガドリ等も国の特別天然記念物に指定されました。
特別天然記念物には、ニホンカワウソ、高知市のミカドアゲハも指定されています。
古来から自然を愛する日本人としていつまでも豊かな自然と共に生きたいと
改めて考えさせられます。