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今日は、和歌山県にある貴志駅の名誉永久駅長になったネコ
三毛猫”たま”の誕生日です。
のちにネコノミクスと呼ばれる経済効果の先駆けとなった猫の駅長たま。
しかし、もとは廃線の危機から無人駅になってしまった貴志駅の売店で飼わ
れ、駅の利用者やご近所にかわいがられていた地元のアイドル猫だったそうです。
そこから世界中で知られるネコになるなんて思いもよらぬことですね。
今日の一冊は『図書館ねこデューイ』(ヴィッキー・マイロン∥著、羽田 詩津子∥訳)
80年代後半、アメリカ合衆国オハイオ州スペンサーにある公共図書館がお話の舞台。
とても寒いある日、返却BOXに小さな子ネコが捨てられていた。そのネコはデューイ
と名付けられ図書館ネコとなることに。
町に住まう人々と図書館、そしてデューイを最初に見つけ共に過ごした著者である
ヴィッキーの本当にあった物語。ねこ好きな方もさることながら、地元における公共
図書館の在り方や経営、機械管理の変遷としても読みごたえのある1冊です。