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今日6月18日は絵本作家、挿絵画家、園芸家、人形作家のターシャ・テューダーの忌日です。
ボストンの名家に生まれ、アメリカを代表する設計師であり読書家の父、肖像画家の母のもとで育ったターシャ。読書で想像力を、母からの手ほどきで絵力を培ったターシャは幼いころから絵本を作って遊んでいました。
 名家の生まれでありながら、社交界の煌びやかな世界よりも農場に憧れて、プレゼントにはずっと牛をねだっていたそうです。
 
50代後半で始めたターシャの自給自足生活は、ドキュメンタリーや本になり、日本でも大変有名です。彼女のライフスタイルは18世紀ごろの開拓時代をベースにしています。広大な土地に建てられたターシャの家は、家具職人の長男が彼女の希望する開拓時代スタイルの工法を研究して一人で建てたものなんだとか!
 
「いろんな便利なものにコントロールされたくない。自分は全部の王さまでありたい」と言っていたターシャ。どんなものでも自然の中からもらってきて、自分の手で作る実感を大切にした彼女の魂は、この先も世界中の人たちから愛されて憧れられることでしょう。
 
 
さて、今日の一冊は!
『コーギビルのゆうかい事件』
(ターシャ・テューダー∥絵・文 / メディアファクトリー)
 
 優秀な成績で大学を卒業し、探偵になったコーギー犬のケレイブには最近気になることがあります。悪賢いアライグマがコ―ギビル村に増えているのです。そんなとき、世界一のおんどり、ベーブがゆうかいされるじけんがおきて・・・!?
 
コ―ギ―を「人生の相棒」と呼んでいたターシャは自身の家に『コーギーコテージ』と名付けています。そんな彼女の代表作である『コ―ギビル』シリーズ。彼女が夢見た暮らしと、可愛い動物たちのにぎやかな生活が詰まった一冊です。
2024年 (令和6年)
11月27日(水)
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時間:9:00~20:00
休館:火曜日(毎週)、金曜日(最終週のみ)