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今日6月10日は6(ろく)10(とう)から緑豆(りょくとう)の日です。
緑豆と見るとグリーンピースやインゲンマメを想像するかと思いますが、日本ではもやしの豆として有名です。原産はインドで、現在はアジア広域や南アメリカ、アフリカ、オーストラリアなどで栽培されています。
中国では緑豆のデンプンから春雨にしたり、月餅などの甘い餅として食べます。香港やシンガポール、ベトナムでは甘いお汁粉のようにしてアイスキャンディーのように冷やして食べたり、南アジアや中央アジアではお米と炊いたりクレープのようにして食べるそうです。
また、その栄養価から漢方や夏の薬膳食材としても馴染み深いお豆でもあります。
さて今日の一冊はこちら
『豆くう人々』(長谷川 清美∥著 農山漁村文化協会)
北海道の老舗 べにや長谷川商店の長谷川清美氏が、全国、そして海外の在来豆とその郷土料理を普及すべく始めた、「豆くう人々」を訪ねる旅。本書は2012年から2019年までの間に取材したものの中から30の国・地域のエピソードを厳選して収録しています。世界中の人々と共存している豆はどう育ち、どうやって食べられるのか?
地域ごとの文化やエピソードにも注目です。旅エッセイとしても読みごたえのある一冊。