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今日はベルギーの詩人・劇作家のモーリス・メーテルリンクの誕生日です。
1862年生まれ。
ベルギーのゲント大学で法律を学びながら詩や小説を書き続け、その後パリで象徴派の作家から影響を受けて文学者の仲間入りをします。その後27歳の時に初めて詩集『温室』、戯曲『マレーヌ姫』を出版。特に『マレーヌ姫』は称賛され、メーテルリンクは「ベルギーのシェイクスピア」と呼ばれて、劇作家として一躍有名になりました。
皆さんご存知の戯曲『青い鳥』を書きあげたのは44歳の頃。その後49歳の時に同作品でノーベル文学賞を受賞しました。生涯をかけて死と生命の神秘について執筆をつづけたメーテルリンクの世界はここからさらに深まります。
今日の一冊は
『限りなき幸福へ』(M.メーテルリンク∥著、山崎 剛∥訳)
あるものとないもの。その間に生きている人間はどうすれば幸福でいられるのか。
メーテルリンクの幸福論ともいえる117のエッセイが収録されています。