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今日は、兵庫県の六甲山を山陽新幹線の複線鉄道トンネル(六甲トンネル)が貫通した日です。
六甲トンネルは1970年10月2日に貫通し、1972年3月15日より供用開始されました。新大阪－新神戸間に有り、全長16,250メートルを誇ります。これは、当時では日本一、世界でも３番目の長さでした。六甲トンネルが建設される背景には、当時、東海道本線の需要の伸びに対して、東海道新幹線を開業し、飛躍的に輸送量を伸ばしたことから、輸送力の限界に近付きつつあった山陽本線も東海道新幹線との接続の観点から山陽新幹線の開業で輸送量を伸ばすことを決定し、まず、特に厳しかった新大阪－岡山間から起工したそうです。
今日、紹介する一冊は『トンネル』(ベルンハルト・ケラーマン//著、秦 豊吉//訳)です。
舞台はニューヨーク。青年技師マック・アランは壮大な計画を立てていた。それは、アメリカとヨーロッパを24時間で結ぶという”大西洋横断海底トンネル超特急プロジェクト”。大銀行家ロイドの協力を仰ぎ、資金集めに成功する。完成期限は15年と決められるが、果たして、この一大プロジェクトの結末は…。
