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10月4日は古書の日です。2003年(平成15年)、全国古書籍商組合連合会(全古書
連)が、「古」の字を分解すると「十」「口」になり、それを組み合わせた「田」
が4冊の本に見えることから10月4日を記念日に制定しました。
古来、製紙や印刷の技術が普及するまでは、主に執筆・写本による手作業で本が
作られてきました。また、本質が情報媒体であり、劣化が遅く、保存も比較的容
易な本は、海外では東西を問わず古物としての売買が盛んでした。
日本では江戸時代、貸本屋による貸し借りだけでなく、販売もされるようになり
ましたが、本屋の経営を支えたのは新刊より古書であったともいわれています。
今日の一冊は、『古書古書話(コショコショばなし)』(荻原魚雷/著)です。
古本や古書店について書かれたエッセイ集。
将棋や野球、釣りなど、古書からつながるさまざまな話についても本の紹介を交
えて書かれており、古書店が好きな方はもちろんのこと、読書のジャンルを広げ
たい方にもおススメです。